Dizzy Love 24話
やっと私は諒さんを手に入れる事が出来た。
「はぁ…あんっ…」
「ふっ…ん」
私と諒さんは無我夢中でお互いを求め合った。
「あ!あぁぁっ…んっん」
「…んっ…典子」
「りょ…諒さ…」
昔と変わらず深く濃厚なキスから始まり、服を脱がされ体中の敏感な処をきつく吸われる。
私の肌には無数の赤い花が咲いた。
「あっあん…あぁ…」
「んっ…ん…」
胸を執拗に揉まれ、吸われ、甘く噛まれる。
一瞬にして全身に電流が走る。
そしてすっかり蕩けきった私の秘部に指を挿入れ、グッとかき回される。
「はぁん!あっ…あぁぁぁ」
「典子…おまえ…凄い…もうヌチャヌチャだ」
「はぁはぁ…りょ…諒さん…もう…もぅ…」
「…典子」
昔は此処で諒さんの指によってイかされていた。
先刻から目の端にチラチラと映っている諒さんのモノを挿入れてもらう事は決してなかった。
だけど今は──
グジュと濡れた卑猥な音と共に圧倒的な質量のモノが私の中に進入して来た。
「あっ、あぁぁぁぁぁぁああっ!」
「っ…痛いか…典子…」
「んっ…ううん…い、痛く…ない…」
「…そうか」
グッグッと腰を前に押し出し、諒さんのモノは私の奥へと割り込んで行く。
「あぁ…あっあっ…」
「ふっ…ん──」
グリュと奥深くで止まった処で小刻みに擦られるとありえない快感に襲われた。
「ふぁ…あっ…うっん…」
なんともいえない感覚にゾクゾクしてしまって一瞬ブルッと身悶えた。
「典子」
「諒さん…」
其れはずっと夢見ていた瞬間だった。
諒さんのモノが欲しくて欲しくて堪らなかったこの十年間の願望が今、やっと叶えられた。
そう思ったら自然と涙が零れて来た。
「どうして泣く?」
「…だって…嬉しくて…やっと…やっと…私」
「──ったく…可愛い事云うんじゃない」
「ん…」
「どうせ泣くなら──こっちで啼いてくれ」
「!」
諒さんはいきなり激しい律動を始めた。
「ああぁぁぁ、あんあんあんあんっ」
「典子…典子」
激しい腰の動きに合わせるように結合部分から溢れ出した愛液と擦れ合う度に発せられる粘着質の厭らしい音。
全てが快感に導くための要素になっていった。
「あぅ…あん…あぁぁあああぁあぁあああっ」
「はぁ…ん、ん、ふっ──」
自分の中がキュゥと締まってくるのが解った。
其れは諒さんも感じ取ったみたいで
「典子…イクか…んっ…一緒に…イクぞ」
「ふぁ…あっ…は、はぃ…」
深いキスをされながら、片手で胸を鷲掴みにされもう片方の手は太ももに置かれ最大限まで広げさせられている。
お互いの肌が触れ合う音が大きくなったと思った瞬間──
「や…あっ…あぁぁぁぁぁぁぁん!」
「──ぐっ…あっ…はぁはぁはぁあ…っ──」
私の中に温かなモノがドクドクと吐き出されたのが解った。
すごい勢いで私の中が蠢き、諒さんのモノに絡んでまるで絞り出しているような感覚すらした。
「あ…あっあぁ…」
「──んっ…ふぅ……はぁはぁ…」
(目の前が…チカチカする…)
ぼんやりと白けた世界に放り込まれたような感覚。
強かに訪れた絶頂感を味わうかのように私たちはしばらく無言でお互いを見つめ合った。
やがて諒さんが私の中に挿入れたままギュッと抱きしめた。
「…諒さん」
「やっと…やっと俺のものに出来た…」
「!」
「ずっとこうしたかった──典子の中にずっと…ずっと入りたかった」
「…」
諒さんも私と同じ想いだったのだと知った瞬間、私は声を殺して泣いた。
泣きながら諒さんの背中に回した両腕に力を一杯込めて抱きしめた。
「典子…」
「……も…」
「…ん?」
「…もぅ……は…離れないでぇ……」
「!」
声にならない声で私は其れだけを云うのが精一杯だった。
そんな私に諒さんは「子どもみたいだな」と云って可笑しそうに笑ったけれど、やがて私の乱れた髪を梳きながら「絶対に離さない」と耳元で囁いてくれた。

