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SとMの癒えない関係(後書)

<SとMの癒えない関係>全39話+番外編1話をお届け終わりました。いつもながら中々半端な話数ですみません(笑)本当なら本編でキリのいい40話まで行きたかったのですが今一歩及びませんでした。まぁ基本、キリがいいように終わろうとは思っていませんからね。行き当たりばったりで書いているのでどれだけで終わるのかは書き手の私にも解らないのです。(;´д`)さて。この<SとMの癒えない関係>はですねぇ…実はずっと昔に5話まで...

SとMの癒えない関係(番外編)

季節柄混んでいるのは仕方がないなと思っていたけれど──「ママぁ…まだぁ?」「もう少し我慢してね」「…ぅん」熱でグッタリしている娘の額に新しい冷却シートを張り替える。昨夜からなんだかぐずっているなと思っていた。今朝になって熱があった事に気が付き慌てて病院へと車を走らせた。「大村さん、次診察ですので此方でお待ちください」(あ、今呼ばれた人…確かあの人の後に来たから…次には呼んでもらえるかな)看護師さんの呼び...

SとMの癒えない関係 39話(終)

其の日は雲ひとつない早春の暖かさを感じる日だった。「おめでとうございます」「「ありがとうございます」」区役所に婚姻届けを提出すると職員の人に祝福の言葉をもらった。全然知らない他人なのに、形式的な言葉とはいえそう云ってもらえた事が少し恥ずかしくもあり、幸せを感じた瞬間だった。「はぁ~」「どうした、腹でも減ったか?」「え…あ、そ、其れもありますけど…」「けど?」「…加賀谷舞子になっちゃいました」「…」「か...

SとMの癒えない関係 38話

「えっ!け、結婚?!」「…」「はい…今朝プロポーズ、されちゃいました」其の日、会社に出勤した私は南さんと岩谷さんにそう報告した。「嘘でしょう…なんちゅー電光石火だ」「…まぁ、宗介さんらしいといえばそうでしょう──おめでとう、小清水さん」「岩谷さん…ありがとうございます」「ちょ、渉ズルい!僕が先に云いたかったのに!」「別に順番の問題じゃないでしょう」「其れはそうだけどさぁ…コホン、小清水」「は、はい」「──お...

SとMの癒えない関係 37話

気が付けば薄っすらと空が白んで来た気がした。「…ん」体の気怠さを感じながら瞼を開けると、其処には愛おしい宗介さんの顔があった。「あ…っ」「起きたか?」「宗介さん…」「ひとりで熟睡してるんじゃない」「…ごめんなさい」「──というのは冗談だ」「え…」「おまえの寝顔見ていたら俺もつられて寝た」「…宗介さん」夜中私たちは濃厚なセックスに夢中になった。私は宗介さんに何度もイカされて、最後の方はどうなっていたのか記憶...

SとMの癒えない関係 36話

其の後喫茶店に集まった面々で酒盛りをして、程よい時間になり解散した。「小清水~明日はちゃんと出勤しろよービシバシ鍛えてやるからな!」「はい、お手柔らかにお願いします」「するか!宗介さんを独り占めする様な女にっ」「あははっ…すみません」「…南さん、酔っていますね。ほら、タクシー捕まえましたからとっとと乗ってください」「岩谷さんも、色々ありがとうございました」「…別に何もしていないけど」「ふふっ、解らな...

SとMの癒えない関係 35話

「南さんと陽大さんはゲイでおれはバイなんだ」「…………は?」(ゲイと…バイ?)つまりゲイって男の人同士が恋愛対象で…バイ──バイセクシャルは男女問わずそういう対象って…(そういう事?!)「陽太さんは其れこそちいさな頃から宗介さんを好きで、南さんは大学の先輩として出逢った宗介さんに惚れてしまったという訳」「…はぁ」「宗介さんって其の世界の男から見たら滅茶苦茶魅力的な存在なんだよ。まぁ、男だけに限らず女も同様に...

SとMの癒えない関係 34話

ポーン♪「あ」夕方過ぎ、ソファで雑誌を読んでいると携帯の着信音が聞こえ、テーブルに置いてあった其れを手に取ると、やっぱり宗介さんからのメールが届いていた。【今駅に着いた。商店街入口で待っているから来てくれるか】其の短い文章は一瞬で目と頭に入り込んだ。(あれ?駅じゃなくて商店街入口?)待ち合わせに指定された場所に少しだけ違和感を感じたけれど、素早く支度をして部屋を出た。(商店街入口って事は…別に遠出す...

SとMの癒えない関係 33話

一度部屋に戻って簡単に着替えを済ませると、私は少し恥ずかし気にリビングに入って行った。「お、おはようございます」「あぁ、起きたのか」キッチンでフライパンを振っていた宗介さんがチラッと私に視線を移すと同時にとても残念そうな顔をした。「? あの…」「なんで服、着ているんだ」「えっ、なんでって」「今日は休みだろう?もっと寝ていればいいものを」「そうは云ってもですね」「出勤前にもう一度抱いてやろうと思って...

SとMの癒えない関係 32話

ずっとずっと待ち焦がれていた瞬間を、私は体いっぱいに感じ、味わっていた。「はぁん…あっ…あっ…あぁぁぁぁぁっ!」「ぅ…っ…ん」「はぁはぁはぁ…あっ…あ…」「ふっ…やっぱり…思った通りだ…」「な…何…っ」「おまえ……感度よ過ぎ」「!」初めて抱かれた宗介さんとの行為は今まで経験して来た其れ等とは全く違ったものだった。時間をかけて舌と指を使って丹念に解された前戯から、流れる様に宗介さんのあり得ないサイズのモノを挿入れ...

SとMの癒えない関係 31話

しばらく抱き合う私たちを静寂が包んだ。お互いの体温を確かめ合う様に抱き合っていた体は、やがて宗介さんから放された。「これが本当の俺だ」「…」「教師として表面では真面目で堅物で、融通の利かない酷く道徳的な人間を演じて来た」「…」「だけど本当の俺は真面目とは程遠い、不真面目でふしだらで非道徳的な欲にまみれた男なんだ」「…」しっかりと私の目を見て宗介さんは続ける。「だからおまえが…再会したあの日に俺に告白を...

SとMの癒えない関係 30話

「俺は…舞子と同じだ」「…え」「舞子と同じ境遇に身を置いていた」「…」宗介さんの言葉が静かに私の心に降り積もって行く。「俺は幼い時にシングルマザーだった母親を亡くしてから、母親の兄夫妻の元に引き取られた」「…」「伯父さん…義父はとてもいい人だった。真面目で勤勉で…子どもがいなかったから余計に俺の事を本当の息子の様に可愛がってくれて母親が亡くなった哀しみは其れで随分救われた」「…」「だけど──義母は違った」...
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