Bitter&Sweet 4話

「やぁ、あ、あぁぁん」「…ふっ…ん」キスと同様に濃厚な前戯を施され、もう私の秘所はトロトロになっていた。だけど「!」伊志嶺さんの大きなモノが私の秘所にあてがわれた瞬間、一気に恐ろしい気持ちが競り上がって来た。「ぃや…いや…や、止めて下さい」「…」「挿入れないで…ください」「…」私は怖かった。だって…だって…「止めてぇ…」「…」涙を流しながら懇願したのに…「!」「…」両足をグッと持ち上げられ、伊志嶺さんの腰が大...

Bitter&Sweet 3話

指定された部屋まで行き扉をノックした。すると扉が開き、伊志嶺さんが顔を覗かせた。「あ、あの…父は」「…」私の問いかけに答える事無く、扉を大きく開けて中に入る様に促された。(もう、お父さんが出て来なさいよ)伊志嶺さんに面と向かって「帰ります」とは云い辛かったので仕方がなく部屋に入って父を捜した。「…あれ」だけど部屋の中には誰もいなくて特に酒盛り的な用意もされていなかった。「お父さん?何処」トイレに入っ...

Bitter&Sweet 2話

20歳の私に突然降って湧いた見合い話。しかも其の相手は父の友人であり恩人の男性。今は独身だけれど離婚歴があった。父を始め、私たち一家がとてもお世話になった人からの申し出を断る事が出来ず、一度逢うだけなら──という事で渋々お見合いをする事になった。「伊志嶺源治です」「…竹井由梨子、です」ホテルのレストランで会食というスタイルで始まったお見合い。形式ばったお見合いではないために仲立ちする人もなく、伊志嶺さ...

Bitter&Sweet 1話

小さい時から結婚というものは好きな人とするのだとずっと思っていた。だけど年齢を重ねると共に、本当に好きな人と結婚するというのは奇跡の様な事なのだと思い知った。「ぃや…あっ、厭厭ぁ!」「…」満足に濡れていない秘所に本番さながらにぐいぐいと挿入れてくる事ほど苦痛なものはなかった。引き攣れた痛みは頑なに挿入を拒む、まるで私の意思其のものだ。(どうして…どうしていきなり!)私は酷く混乱していた。だって訳の解...

不完全ラヴァーズ(後書)

<不完全ラヴァーズ>全50話のお届けを無事完了致しました この作品から今までの作品1話分の文章量の半分ほどの量での更新。なので多分以前のような文章量だったら半分の25話程度で終わっていたと思われる作品でした。<不完全ラヴァーズ>は見かけ綺麗でも中身は酷く醜い物を抱えて生きている女の子をヒロインにして書きたいなと思った作品。タイトルの<不完全ラヴァーズ>は其のままヒロイン及びヒロインと関わる男性たち...

不完全ラヴァーズ(番外編)

──後輩に先を越されました「課長、奥さん予定日いつなんですか?」「えっと…今5ヶ月だから…確か9月の中旬だって云っていたかな」「という事は…きゃぁ~クリスマス辺りに出来ちゃったんですね~」「え、そんな事まで解るの?」「解りますよ~逆算していけば。あたし3人産んでいますから」「そうか…そういうものなんだねぇ」「…」(あんなデレデレしている課長の顔なんて初めて見た)というか、何故周りは課長の結婚に歓迎ムード満載...

不完全ラヴァーズ 50話(終)

結局其の日はお泊まりになった。(平日にお泊まりだなんて…初めて)気怠い体をベッドに沈めていると不意に温かな感触に気が付く。「…」(康隆さん…寝ちゃっている)激しい行為は日付が変わるまで続き、一緒にお風呂に入ってベッドに潜り込んでからもまた抱き合ってしまった。(…4時、かぁ)目にした時計はまだ起きるには早い時間を示していた。私にくっついて眠っている康隆さんを見ていると、泣きたくなるほどの幸せを感じた。(...

不完全ラヴァーズ 49話

カチカチと掛け時計の秒針だけが響く室内で康隆さんは真っ青になっていた。「き、訊いたって…な、なな、何、を」「康隆さん、この辺一帯で幅を利かせていた暴走族のアタマだったんですね」「!!」「黒龍刀のヤスという通り名で有名だったとか」「わぁぁぁぁぁ!い、云わないでくれっ!今、其の名前を君の口から訊きたくないっ!」「…」康隆さんは耳を塞いでちいさく縮こまってしまった。(わぁ…本当だったんだ)正直云って暴走族...

不完全ラヴァーズ 48話

「何、やっちゃんと一緒じゃないの?」 「えぇ、残業があって…此処で待ち合わせしているんです」 「おぉ~オレの店が待ち合わせ場所かっ!寿々ちゃんみたいな別嬪さんがひとりで目の前にいると照れるなぁ~」 「ふふっ、いつもお上手ですね」 「いやいや、マジ本気!かぁーしっかし、本当やっちゃんてよぉ、歳食っても相変わらず決める時には決めるよなー」 「? 何のお話ですか」 「だってよぉ、寿々ちゃんみたいな若くて別嬪さ...

不完全ラヴァーズ 47話

まるで全身を覆っていたボロボロの布っきれを思いっきり脱ぎ捨てて、真新しい上等な絹を纏った様な気持ちでいた。 「おはよう」「あ、おはようございます」また新しい週の平日が始まり、いつも通りの挨拶を交わして行く。「香村さん、金曜日は無理云ってゴメンね~彼氏、怒っていなかった?」「あ…はい、大丈夫ですよ」三内さんはあの合コンの後、私が遭遇した出来事を知らない様だ。 「無理云って参加してもらったのに結局何の成...

不完全ラヴァーズ 46話

康隆さんに全てを話した夜、私は康隆さんにドロドロに愛された。「あっ、あぁっ…ん、んっ」「はぁ…またイキそうなの?寿々子は厭らしいね」「だ…だって…だって…っ」優しい手つきと濃厚な舌技。康隆さんはありとあらゆる妙技を私に繰り出し、もう何度も私に絶頂を与えていた。「はぁ…本当に最高だよ…寿々子の体は…」「だ…だからぁ…云わないでください~~」「なんで?恥ずかしいの?…んっ、また締まったね」「~~~」醜いと思って...

不完全ラヴァーズ 45話

先輩との記憶は鮮明に残っていた。「私が高校1年生だった時、3年生だった先輩に突然付き合ってくれと告白されました」「…」「康隆さんも知っている通り、私は其の頃とても太っていて…顔はある程度マシでも体型のハンデは大きくて私は其れまで男子から告白をされた事なんてありませんでした。そんな私に先輩は『君は最高だよ、其の顔にこの体型。まさに俺の理想の女性だ』と云ってくれたんです」「…」「初めてありのままの私を好き...