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ミリON★オーダー 1話

<第一の男>此処はとあるホテルのとある一室───パシィィィーン!!!「信じらんない…馬鹿にするのもいい加減にしなさいよね!」「…」「本当に顔だけ男ね、最低!!」「…」「この×××男!!」「…」バタン!!よく解からないままホテルに連れ込まれ、よく解からないままに殴られて罵倒されてよく解からないうちにひとりにされた。「あー…痛い」(俺ってなんだかんだと女の子によくパーで殴られてるよなぁ)鏡で自分の顔を見てみる。...

ミリON★オーダー 2話

<第二の男>此処はとある大学のとある一室───「どういう事か納得出来ません!」「また君か…不二宮くん」「どうしてこのレポートがB(+)評価なのかが納得出来ません」「B(+)でも充分合格ラインの成績じゃないか。何をそんなにいきり立っているんだね」「自分はいつもA評価のつもりでレポートを作成しているからです」「…はぁ…全く君は本当に相当な自信家だねぇ…まぁ、ひとつだけアドバイスをするとしたらだね、全体的に題意把...

ミリON★オーダー 3話

<第三の男>此処はとある施設のとある一室───「──ふん!」「おぉー片手懸垂!スゲェ!!」「こんなの軽いぜ!」「千の筋肉ハンパないなー」「これだけがおれの財産だからな!」「そういえば訊いたか?市営プールで指導員募集していたって」「えっ、本当か?!まだ募集してるかな」「オレが訊いたのは昨日だったから…まだ募集かけてるんじゃないか?」「悪りぃ!おれちょっと行って来るわ」「おい、もうすぐジムに生徒集まるぞ!」...

ミリON★オーダー 4話

<姫と萩と菊>此処はとあるマンションのとある一室───「お嬢様、少し宜しいですか?」「…何」「今日、おひとりでお出かけになっていたそうですね?」「…」「どちらに行ってらしたんですか?」「…」「お嬢様」「…」「…はぁ…相変わらず強情でいらっしゃる。でもまぁ、大体の事は笹川から訊いております」「笹川が喋ったの?!」「──いいえ、何も云っておりません。今のはカマをかけてみました」「っ、萩(ハギ)!」「お嬢様専用運転...

ミリON★オーダー 5話

<集合>「…えっと…此処…だよね?」道でぶつかった女の子にもらったカードに書かれていた住所に来てみて若干驚いている俺。「マンション…か?此処」マンションというにはなんだか宮殿みたいな造りなのだが。門とか高い塀なんか金色でピカピカしているけれど。「ち、違ってるかな?此処じゃない──」「此処で何をしている」「へっ?!」急に声を掛けられて全身硬直した。其処にはキッチリした格好に眼鏡を掛けたインテリ風の男が立っ...

ミリON★オーダー 6話

<バイトの詳細>『どうして女なのだ』どうしてって…そんなの…私に解かる訳がない『陣城寺家に女の跡継ぎなどいらぬのに』どうして…女じゃダメなの『やはり…間違っていたのか…』いや…そんな風に思わないで…『反対を押し切ってまで成したことだったのに』私を…私を否定しないで!!「っ!」「目覚めたか?嬢ちゃん」「……菊」「なにやら悪い夢でも見たか」「……お父様の…夢を…」「──そうか」じっとり汗ばんだ額を菊は清潔なタオルで優...

ミリON★オーダー 7話

<12歳の花嫁>俺達婿候補三人の前に姿を現した陣城寺家のお嬢様に一同絶句した。「…初めまして、陣城寺 未莉(ジンジョウジ ミリ)です」(この子…あの時ぶつかった子!)俺は彼女に最初に出逢った時の事を思い出していた。彼女本人からバイトの招待状を手渡されたのだから間違いがなかった。「──おい、これはどういう事だ」「…あ…あぁ、どーいう事だよ」「こちらがわたし達の主である、未梨お嬢様です」「お嬢様は小学生だったのか?...

ミリON★オーダー 8話

<日替わり>突然俺に舞い込んだとんでもないバイト話。大財閥の一人娘である陣城寺 未梨に跡取りとなる男子を産ませるという仕事内容。しかし其のお嬢様は実年齢は22歳だか、見かけや身体的成長は12歳の時で止まっているという特殊仕様。お嬢様自身が恋をして其の恋した男の子どもを身ごもりたいと思うようになれば体が其のように変化する…ということなのだが…(果たしてそんな雲を掴むような事が出来るんだろうか?!)婿候補は...

ミリON★オーダー 9話

<豹変>オレは只今【子守り】中だ。豪華ではあるが意外とシンプルな部屋に、どう見ても小学生の女性と向かい合わせで座っている。「オレは大学で薬理学を専攻しているのだが、君の学力レベルはどの程度なのだろうか」「一応大学で経営管理論を中心に経営学全般を一通りかじった…って感じなんですけど」「失礼な質問なんだが、あなたの其の姿で大学に通うというのは周りから好奇の目で見られたりしなかったのだろうか」「大学とい...

ミリON★オーダー 10話

<朝のひととき>「あっ、不二宮さん」「あぁ、中務くん」「今から食堂ですか?」「そうだが」「ご一緒していいですか?」「構わないが、オレと食事をしてもつまらないと思うぞ」「いいんです。食事はひとりでするより他の人と一緒に取るのが好きなので」「…君らしいな」「え?」「いや、じゃあ行くか」「はい」朝食を摂りにレストランへ行く途中で不二宮さんに会い声を掛けた。正直威圧的な雰囲気に一瞬怯んだが、人を見かけで判...

ミリON★オーダー 11話

<幼馴染>「うっわぁぁーなんじゃこりゃぁぁぁー!」おれは今、猛烈に感動していた。「どうぞ、お好きに使ってください」「当然、遠慮なんてしないぜ!」「…」今日はおれがお嬢の子守り当番。どーしたものかと思案しているとお嬢から『あなたが喜びそうな処に案内する』と云われ連れてこられた処が此処、マンション内にある広いジム施設だった。「しっかしどんだけ広いんだよ、このマンション」「さぁ、私にもよく解かりません」...

ミリON★オーダー 12話

<名前>都会の中に突如ポッカリ開いたかのような緑の木々に囲まれた空間にとても瀟洒な巨大建築物が建っている。不動産登記簿上は【マンション】という事になっているのだが、其の中身は【マンション】というよりも【宮殿】と呼ぶにふさわしいものだった。此処は日本屈指の大財閥陣城寺家の一人娘、陣城寺未梨だけのための住まいだった。マンション内は日々を住み暮らすためだけの部屋があるばかりではなく、飲食、娯楽関係を始め...
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