スポンサーサイト

私の彼は左利き 1話

私の彼は双子の兄弟の弟の方です。彼の名前は藤島 右京(ふじしま うきょう)くん。私と同い年の17歳。名前は右京、だけれど…私の彼は左利きなんです。「里穂ちゃーん」「…あ」不意に背後から呼ばれた良く知った声に振り返る。「今帰り?一緒に帰らない?」「あ…いいけど…其の…右京くんと待ち合わせ、しているの」「右京と?じゃあ尚更いいじゃん、どうせ一緒の家に帰るんだし」「そ、そうだね」私なんかに気さくに話しかけてくれ...

私の彼は左利き 2話

──どうして私だったのだろう?『三井さん、俺と付き合ってください』『………へ』小さな頃から目立たない子だった。引っ込み思案で大人しくて緊張しがちで地味な子だった。『ずっと好き、でした』『……』まともに男子と喋る事なんて出来ない子だった。其れは小学校、中学校と続いていて『そんなんじゃいつまで経っても彼氏が出来ないよ!』と云った親友のなっちゃんに背中を押され、高校生になってからは其れなりに男子とも話す努力を...

私の彼は左利き 3話

「──え」「里穂」そっと右京くんに繋がれた私の手はきっと冷たかったと思う。右京くんについて行くとある建物の前で立ち止まった。ふと見上げた看板の【HOTEL】の5文字が目に入った。(此処って…此処って…)私はあまりにも驚き過ぎて、一時頭の中が真っ白になってしまった。「はっ!」「…里穂」「!!!」次に頭がハッキリした時には、私の真上には右京くんがいた。(こ、こここ、これって──)そう。いつの間にか私は、部屋に置か...

私の彼は左利き 4話

「俺の事を左京と間違わず、しかも無難に苗字で呼ぶでもなく、里穂は俺を見て『右京くん』と呼んでくれた」「あ…あの、其れは…右京くんがお箸を左で持っていたから…」「…」「右京くんは左利きだから…其の、間違わずに…」「知っていた?俺と左京、時々入れ替わっていたって事」「えっ」「…もっともそう思っていたのは俺たちだけで、相変わらず里穂は俺が左京の振りをしても騙されなかったし、左京が左で箸を持って食べていても里穂...

私の彼は左利き 5話(終)

其れは初めて体験したピンク色をした甘美なひとときだった。「あ…あっ…」「ん…里穂…可愛いよ」「ふぁ…そ、そんな…」初めての行為は私にありとあらゆる衝撃を与え続けた。自分の体が好きな人によってあんなに淫らに拓かれるなんて。男の人のモノがあんなに大きな変化をするなんて。処女で無くなる事があんなに痛くて、そして其の痛さの先に待っている快楽があんなにも凄まじいものだなんて。(わ、私…知恵熱が出そう~~)私は右京...
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。